【ロシアリクガメの飼い方】大きさや寿命、飼育環境も詳しく解説!

ロシアリクガメ
ロシアリクガメ

我が家では2018年8月から3年近く、ロシアリクガメを飼っている。餌をねだって近寄ってくる姿は愛嬌があり、とてもかわいいです。

性質は丈夫であまり手がかからず、今のところ病気になったことはありません。
今回は、3年近くロシアリクガメを飼った経験から、ロシアリクガメの基本的な飼い方を詳しく解説します。

ロシアリクガメの特徴

分類:カメ目リクガメ科ヨツユビリクガメ属

別名:ヨツユビリクガメ、ホルフィールドリクガメ

生息域:ロシア、中国、西アジア

性質:活発で人懐っこい

大きさ:小型のリクガメで、甲長が20cmほどまで成長する

寿命:20~30年ほど

生態:乾燥した地域にすんでおり、深い穴を掘ることで気温変化に適応している。昼行性で、昼は日光浴をしてからえさを求めて活発に動き回り、夜は穴で休眠する。

ロシアリクガメ飼育に必要なもの

60cm以上のゲージ、水槽

ロシアリクガメは活発に動き回るので、できるだけ大きなゲージを用意しないとストレスがたまり健康を害する原因になります。最低でも幅60cm以上、できれば90cmはあった方がいいです。

私の家ではゲージでは狭いと感じて、ゲージ飼育ではなく押し入れの上段をリクガメの活動エリアにしています。

床材

ゲージの床材選びも重要。リクガメは大量の尿やフンをするので、すぐに取り除いて床材を清潔に保たないと不衛生な環境になります。
床材には砂やハスクチップ、ココナッツマット、ウォールナッツサンド、ペットシート、新聞などが様々で、それぞれ短所や長所があり、いろいろ試してきました。

ロシアリクガメは地面を掘る性質があるので、砂やウォールナッツサンドを敷くと穴を掘る性質が見れて、自然に近い環境で育てられます。ウォールナッツサンドに尿をしても水分を吸い取るので、割と清潔な環境を保てる。フンの除去も簡単でメンテナンス性も高いです。

ロシアリクガメ

ゲージで育てていた時にはウォールナッツサンド一択だったが、押し入れの上段で飼育し始めると、ウォールナッツサンドは飛び散るので難しくなりました。

現在はペットシートを敷き、フンや尿で汚れたシートのみ交換するようにしています。

バスキングライト

カメは変温動物なので、体を動かす前に日光浴をして体温を上げる必要があります。室内で飼育する場合は日光浴できないので、バスキングライトで体を温められるホットスポットは必ず作る必要があります。

ロシアリクガメ

紫外線ライト

ロシアリクガメは日光が強い地域に生育しており昼行性なので、健全に成長するためには適度な紫外線を浴びる必要があります。紫外線を浴びることで骨や甲羅の形成に必要なビタミンを作り出すことができます。

数日に一度は外で十分に日光浴させ紫外線を浴びさせることができるのであれば紫外線ライトがなくても健康な状態を維持できますが、ほとんど毎日室内で飼育する場合は紫外線ライトを設置して紫外線を浴びさせる必要があります。

我が家では紫外線ライトだけでなく、週2日は屋上で日光浴させています。

ロシアリクガメのエサやり

ロシアリクガメは食欲が強く、よく食べて活発に活動するので、毎日エサやりする必要があります。

特に春~初秋にかけての暖かい季節は、活動量が大きい分食欲も強いです。

ロシアリクガメは草食性で、野草や野菜をよく食べます。

基本的に小松菜が栄養価が高いので主食にしています。小松菜はおいしいと感じるのかよく食べてくれる。他にもモロヘイヤ、ニンジンやカボチャ、サツマイモの葉、ダイコンの葉などもよく食べます。

ロシアリクガメ

また、野草も栄養価が高く、よく食べてくれます。私は毎日、犬の散歩をするついでに野草を摘んで与えています。
タンポポやシロツメクサ、ノゲシやアザミ、ヒヨコグサ、オオバコやヤブカラシ、ツルマンネングサなどよく生えている雑草は、よく食べます。

野菜が足りないときや、冬で野草が少ないときなどには補完的にリクガメ用の人工飼料も与えています。栄養価が高く作られており、栄養を十分に補給できます。人工飼料もおいしいのかよく食べてくれます。

ロシアリクガメの温度調整

ロシアリクガメは自然環境では冬眠するが、飼育下で冬眠するとそのまま死んでしまう危険があるので、冬はヒーターで温度調整して越冬させる方がいいです。

電球型のヒーターもよく販売されているが、ヒーター本体が高熱になり火事の恐れがあるので設置には十分注意する必要があります。
一方、パネル型のヒーター「暖とつ」は火事になる心配がなく、安心して使用できます。

我が家でもケージで飼育していた時には「暖とつ」を2つも愛用していたが、押し入れ飼育に変えてからはエアコンで室内全体を温度管理するようになりました。

まとめ

ロシアリクガメはリクガメの中でも丈夫な種類で、飼育初心者にもおすすめのリクガメ。人にも良くなれて、人を見るとエサがもらえると思ってつぶらな瞳で近寄ってくる様子はとても愛嬌があります。
器具がそろえば飼育は難しくないので、毎日のエサやりや掃除も含めて楽しめる人は検討してみてもいいかもしれません。

ロシアリクガメ
まだ子どもの頃のロシアリクガメ(2018年11月)

寿命は20~30年と長いので、長年連れ添うことを覚悟して、快適な環境で大切に飼育しましょう。

ロシアリクガメ

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