ブレクナム・オブツサタム・フランシーtypeB【木生シダの育て方】

ブレクナム・オブツサタム・フランシーtypeB
オブツサタム・フランシーtypeB

ブレクナム・オブツサタム・フランシーtypeB
Blechnum obtusatum var. francii TypeB

シシガシラ科ブレクナム属
原産地:ニューカレドニア

常緑
育てやすさ
水上:★★★☆☆ 普通
水中:★☆☆☆☆ 激ムズ
(※個人の感想です)

幹ができる木生シダの中で、唯一水中育成が可能な希少なシダ。原産地では、渓流で水位が高いときは水に沈み、水位が低いときは水上に顔を出すような場所に生えている。

有名なブレクナム・オブツサタム・オブツサタム(通称オブオブ)の近縁種だが、本種はより水中傾向が強いらしい。

ただ、水中でも育てられるとは言われているが、水中で継続的に成長させるのはとても難しい。二酸化炭素を添加していても、成長せず次第に溶けて枯れてしまう。

私が育てている株も最初は水中で育てていたが、葉が全部落ちて枯れかけた。そこで、腰元まで水がつかるようにして抽水環境に変えたら、何とか復活してくれた。

オブオブよりも葉幅が狭く、固い質感。光が透き通る透葉で美しい。フランシーtypeAは、typeBより葉が細かく繊細で柔らかく、育成も困難らしい。

オブツサタム・フランシーtypeB

我が家では、湿潤テラリウムで育てている。
密封容器で湿潤環境のテラリウムで育てると、あまり手がかからずに順調に葉を増やしてくれる。

オブオブは常湿でも育成可能だが、フランシーtypeBで試すにはリスクが大きすぎるので試せない。。 乾燥に弱いので、常湿に慣れる前に葉がしおれて再起不能になる気がする。

オブツサタム・フランシーtypeB

耐陰性も高く、それほど高い光量はなくても元気に成長してくれている。

こんな感じの湿潤テラリウムで、腰水にしたり抽水にしたりしていると調子がいい。水中育成ですべての葉が溶けてしまったが、水上に移行して4か月で3枚の葉が出てきた。

オブツサタム・フランシーtypeB

水上育成で湿潤環境だと手がかからず簡単。
まだまだ小さい株だけど小さな幹ができていて、大きく育って胞子葉が出てくるのが楽しみ。

オブツサタム・フランシーtypeB

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