クサソテツ【木生シダの育て方】

クサソテツ
クサソテツ

クサソテツ
Matteuccia struthiopteris
別名:コゴメ、カンソウ、ガンソウ、カクマ
メシダ科クサソテツ属
原産地:日本各地、北米、中央ヨーロッパ、北ヨーロッパ

育てやすさ:★★★☆☆ 普通(※個人の感想です)
耐寒性:★★★★★ 冬は落葉して越冬する
耐暑性:★☆☆☆☆ 山の涼しいところに生育しており、暑さに弱い
耐陰性:★★★★☆ 直射日光に弱いので明るめの日陰に置くか遮光する
乾燥:★★☆☆☆ 水切れに弱いので毎日水やり。
※我が家の環境での特性で、絶対ではありません。

日本の山菜「コゴミ」としておなじみのシダ、クサソテツを紹介します。

我が家で育てているクサソテツもどんどん新芽を出してくれています。この新芽をコゴミといって山菜としてよく食べられています。このコゴミも食べれそうですが、もったいないので食べません。

クサソテツ

クサソテツも長い年月で太い根茎が直立して、木生シダのようなシルエットになることがあります。
名前のとおりソテツのような幹(根茎)です。

クサソテツ

この幹は根茎なのである程度の大きさまでしか育たず、木生シダと呼べるほど大きくはならないようですが、どのくらいまで伸びてくれるのか楽しみです。

クサソテツ
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地下に匍匐する茎をのばして、その先端に新しい株を芽吹かせることで増えていきます。そのため生育地ではよく群生しています。

ostrich fern (Matteuccia struthiopteris)

葉は栄養葉と胞子葉の2種類があり、緑の葉はすべて光合成する栄養葉です。胞子葉は栄養葉の半分くらいの大きさで茶色く、秋に出てきます。また秋に観察記録をアップしますね。

栄養葉は2回羽状複葉で、爽やかなライトグリーンです。

クサソテツ

環境が合えばよく葉を増やしてくれて育てやすいですが、環境が合わず枯れてしまうことも多いです。
山間部に生育しているシダなので、強い日差しや暑さには弱いです。
また、湿った場所に生えているので水切れ厳禁です。水切れするとすぐにシオシオになって枯れてしまいます。

我が家でも西日が当たらないように、普段は棚に置いて遮光シートで日当たりを和らげています。

暑さに弱いのでこれからの猛暑を乗り切れるかが問題ですね。35℃超えたらさすがに室内に避難します。

クサソテツ

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