ヒカゲヘゴ【木生シダの育て方】

ヒカゲヘゴ
ヒカゲヘゴ


ヒカゲヘゴ
Cyathea lepifera

ヘゴ科ヘゴ属
原産地:日本(奄美大島、沖縄)、中国南部、台湾、東南アジア

常緑
育てやすさ
★★☆☆☆ 難しい
(※個人の感想です)

日本の木生シダと言えば、本種。
「ヘゴ」と言うと、このヒカゲヘゴのことを指すことが多い。
近い種にヘゴという木生シダもあるのでややこしい。

日本では奄美大島や沖縄でシダの森を作っているが、近年乱獲により数が激減しているらしい。

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【台湾】
ヒカゲヘゴの森(台湾)樹高15mまで達する。

ヒカゲヘゴ

葉が落ちると葉柄が残らず、幹に楕円の模様がつくのが特徴。
一方「ヘゴ」はトゲトゲの葉柄の根元が残るのが特徴。

ヒカゲヘゴ
シダらしい三回羽状複葉

水を好むので、水切れに注意しなければいけない。ただし、鉢底に水がたまった状態ではすぐに根腐れして枯れるので、鉢底の水にも注意が必要。

夏場の蒸れや、冬の寒さにも弱いので、気温変化にも注意が必要。
猛暑の日や冬場は、屋外でなくエアコンで温度調節した室内に入れる必要がある。

日当たりを好むので、暗い室内では調子が悪くなる。
「ヒカゲヘゴ」という名前の「ヒカゲ」とは、日陰に生えるという意味ではなく、大きく成長して日陰をつくるという意味。
室内で育てる場合も半日は日が当たる場所に置いたほうが元気に育つ。

ヒカゲヘゴは昔から好きで、たくさん育ててきたが、季節の変わり目に調子を崩して枯らしてしまったことがよくある。

昨日までは元気だったのに、突然新芽がしなびてそのまま枯れてしまうこともよくある。
毎回がっかりして、難しさを痛感する。大きく育てて形が良くなってきたヘゴが突然枯れた時の落胆は大きい。

それでもやめられないヒカゲヘゴの栽培。
今育てている株たちはなんとか大きく育てたい。

ヒカゲヘゴ
まだまだ小さいが、少しずつ大きくなっている。 ヒカゲヘゴ ヒカゲヘゴ ヒカゲヘゴ

こんなヒカゲヘゴの森に行ってみたい

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