シロヤマゼンマイ【木生シダの育て方】

シロヤマゼンマイ
シロヤマゼンマイ

シロヤマゼンマイ
Osmunda banksiifolia

ゼンマイ科ゼンマイ属
原産地:日本(九州南部)

常緑
育てやすさ
★★★☆☆ 普通
(※個人の感想です)

大型のシダで、
ゼンマイ科には珍しく、根茎が立ち上がりスポンジのような幹を作る。

シロヤマゼンマイ シロヤマゼンマイ

葉軸がヒョロっと長い、大きくて独特な葉形。
葉軸 の下半分が胞子葉になる独特の構造で、他のシダにはない面白さがある。

芽が伸びだすと大きな葉になるまでのスピードが速いが、
次の芽が出てくるまでの期間が長く、1~2カ月後に次の芽が2つずつ出るという感じ。
ただ、1枚の葉が枯れるまでの期間が長いので、ゆっくり着実に葉を増やしてくれる。

シロヤマゼンマイ胞子葉がつかない葉軸もある。

九州南部を中心に、本州の西側にも生えているようなのである程度の耐寒性はあると思うが、
基本的には暖地に生えている種なので、冬は室内に入れている。

乾燥しすぎると葉がチリチリになったり株が休眠してしまったりするので、
鉢底に水がたまらない程度にちょくちょく水やりし、たまに葉水もしている。

明るめの室内に置いて、基本的な水やりをすれば、
特別な管理をしなくても調子を崩すことなく着々と葉を増やしてくれる。

シロヤマゼンマイ長い葉軸が横に大きく広がるので、場所はとる。

育てやすくてユニークな種だと思う。

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