シロヤマゼンマイの経過観察 2021/5【木生シダの育て方】

シロヤマゼンマイ

今回はシロヤマゼンマイの経過観察を記録します。

前回(2020年11月)のシロヤマゼンマイの様子⇒

現在はこのようになっています。

シロヤマゼンマイ
シロヤマゼンマイ
Osmunda banksiifolia

ゼンマイ科ゼンマイ属
原産地:日本(九州南部)

育てやすさ:★★★★☆ 簡単(※個人の感想です)
耐寒性:★★★☆☆ 5℃以上あれば耐える
耐陰性:★★★★☆ 強い。植物ライト(6000lux)のみでも育つ
乾燥:★★★☆☆ 水を好むが数日に一度の水やりでも耐える。
※我が家の環境での特性で、絶対ではありません。

独特なフォルムと面白い葉形でお気に入りのシダ。ゼンマイ科には珍しく、根茎が直立し、長い年月でスポンジ状の幹を形成します。

大型のシダで、葉幅の直径は130cmほどにもなります。幅はとりますが、葉が密ではないので鬱蒼とはしません。

幹の頂点から、長さ70cmにもなるひょろ長い葉軸が生えてきます。幹を中心にヒョロヒョロと長い葉が生えてきているシルエットです。

そして、葉も独特で面白い。一つの葉軸の上半分が光合成する葉で、下半分が胞子葉という独特の作りをしています。

シロヤマゼンマイ
下半分の胞子葉は、数日でチリチリになる

成長はかなり遅く、1~2カ月に一度、2本ずつ新芽が出てくるというペースで葉が増えていきます。新芽が出るペースも遅いですが、葉の寿命が長いので、少しずつ葉を増やしています。

シロヤマゼンマイ

私が育てている株は、半年前の2020年11月には葉軸が6本でしたが、現在2021年5月は10本になりました。ただボリュームがないのであまり増えた感じはしません。。

シロヤマゼンマイ

性質は丈夫で、冬の寒さと乾燥に気を付ければ、調子を崩すことなく生育してくれます。自然では森林内の湿った場所に生えるので水や湿度を好みますが、育てている感じだと数日に一度程度の水やりでも元気な状態を維持してくれています。

あまり気を使わなくてもゆっくりと葉を増やしてくれて、育てやすいです。

シロヤマゼンマイ

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